1. 結論は新しい話を書く場所ではない
小論文の最後では、新しい論点を広げる必要はありません。 まとめの役割は、それまでに書いた内容を踏まえて、 自分の立場をもう一度はっきり示すことです。
ここで急に別の視点や追加情報を出すと、文章全体のまとまりが崩れます。 最後は「だから私はこう考える」と締める意識を持つことが大切です。
2. 冒頭の結論を言い換えて締める
結論は、冒頭で述べた主張をそのまま繰り返しても構いませんが、 少し言い換えると自然になります。
たとえば冒頭で「私はAIの活用は今後の学習に必要だと考える」と書いたなら、 最後では「以上の理由から、AIの活用は今後の学習において重要な役割を果たすと考える」 とまとめられます。
3. 理由を一言だけ添えると締まりやすい
まとめでは長い説明は不要ですが、理由を短く添えると説得力が増します。 たとえば「学習効率を高められるから」「多様な視点に触れられるから」といった一言があるだけで、 ただの言い直しではなく、筋の通った結論に見えます。
ただし、ここで理由を増やしすぎると結論ではなく本文の続きになります。 最後はあくまで短く、全体を閉じる意識が重要です。
4. 曖昧な締め方を避ける
「今後も考えていく必要がある」「難しい問題である」といった締め方は、 一見まともに見えても、自分の立場が見えにくくなることがあります。
もちろんテーマによっては慎重な表現が必要ですが、 最後まで「自分はどう考えるのか」が読み取れる形にすることが大切です。
5. 使いやすい結論の型を持っておく
結論が苦手な人は、使いやすい型を1つ持っておくと書きやすくなります。 たとえば次のような形です。
- 以上の理由から、私は〜と考える。
- したがって、〜は重要であるといえる。
- このように、〜の点から私は〜が必要だと考える。
こうした型があると、最後で迷いにくくなり、 全体を安定して締められるようになります。
結論は短くてもいい、でも必要
小論文の結論は、長く書く必要はありません。 むしろ短くても、自分の立場が明確で、全体をきちんと締めていれば十分です。
最後の一文があるだけで、答案はぐっと整理されて見えます。 小論文を書くときは、書き出しだけでなく「どう終わるか」まで意識して練習することが大切です。